2021/08/30 10:20

猛暑の8月も残りわずかとなりました。
例年夏から秋にかけて公演や発表会、コンクールが連日開催される賑やかな時期ですね。コロナ禍では延期や見合わせ等、地域や状況により様々になっているかと思います。今回は本番やレッスンから少し遠ざかってしまった…という時にもドキドキワクワクする気持ちを少しでも感じられる様な内容でお届けしたいと思います。

”色々とバレエなボトルカバー”

☆持ち手 リボンバージョン

衣裳の様にサテン地をベースにムシ作り、リボン付け、ゴム付けといった要素を入れ、バレエと針仕事を一緒に楽しめる様にしました。ミシンでも手縫いでも製作可能です。

【準備1】サイズ測定
 ①高さを決めます。  
 ②ボトルの外周を測ります。

【準備2】材料用尺計算
 表地・裏地共通:高さ + 縫い代上下各1cm → タテの必要寸法
         ボトル外周 + 縫い代左右各1cm + 持ち出し2.5cm → ヨコの必要寸法
 チュール:リボン用 タテ(上記タテ寸 + 3cm)×ヨコ(ボトル外周 + 縫い代2cm)
      持ち手用 どの大きさでも同寸 →【材料1】参照
 リボン:どの大きさでも同寸 →【材料1】参照
 ゴム:(底の直径+縫い代2cm)× 2本
 
【材料1】見本ボトルサイズ:高さ15cm、外周21cm、直径6.5cm(容量:500ml)の場合です。目安にしてください。
 ①表地:コットンサテン/ピンク タテ17×ヨコ26cm
 ②裏地:ガーゼ/生成り Wガーゼ:タテ17×26cm ※シングルの場合は同寸2枚重ねて使用
 ③チュール:(リボン用)ソフトチュール/アイボリー タテ20×ヨコ23cm
       (持ち手用)※ソフトチュール/アイボリー タテ50cm×ヨコ10cm
 ➃リボン:1.5cm巾サテン/ピンク (チュールに巻く分)6cm、(持ち手用)※64cm
 ➄ゴム:シューズ用2.5cm巾 18cm
 ➅糸:ボタン付け糸 ピンク、ミシン糸(普通地用)生成り ※画像なし
※持ち手はチュールかリボンをお好みで選び、一方の分量をご用意ください。

【材料2】
 ①スプリングホック または ②前カン 3個
 ③プラスチック(樹脂製)スナップ または 金属製スナップ(画像なし) 10mm×2個
※プラスチックスナップの方が目立ちにくく肌触りも優しいのでおすすめです。

◇その他必要品:裁縫道具、アイロン

【作り方】
①生地の裁断
表地・裏地とリボン用チュールは【準備2】用尺計算参照
持ち手用チュールは用尺タテ50×ヨコ10cmを半分の巾(5cm)に切り分け2枚にする。

②リボン用チュールの準備
1.巾を半分に折り、端を合わせて縫い代1cmで縫う(手縫いの場合5mmの並み縫い)。
2.ひっくり返して縫い目にアイロンをかける。

3.さらに巾半分に折り、折り山から端にかけて少しカーブをつけてカットする(上下ともカット)。
4.カットして広げたところ

③表地にチュールのパーツ付け
・下図の様に表地(表面)に各チュールを置く。 
・持ち手は長さ半分に折り、端(折り山ではない方)を上にして置く。※持ち手をリボンにする場合、チュールの持ち手は無しです。

(画像左):リボン部 カットした部分がカーブしている
(画像中):表地に沿わせ真っ直ぐになるようまち針で留める(上下とも)。
(画像右):持ち手2枚も配置し、縫い代5mmで縫い付ける(リボン部は下端も縫う)。
➃表裏縫い合わせ
1.表裏を中表に合わせる。
2.持ち出し側以外の三方をまち針で留め、縫い合わせる(縫い代1cm)。
※チュールを余分に縫い込まない様、気をつけてください。

➄表に返し形を整える
1.縫い終わったら表に返し、チュールの位置や余分に縫い込まれていないか確認する。
2.再度裏に返し、縫い代にアイロンをかける(タテ→ヨコの順に、表地側に向けて縫い代を折ってかける)。

3.表に返し、目打ちや針で角をきれいに出す。
4.表からもアイロンをかけ、全体の形を整える。

今回は少し長くなるので前半・後半に分けたいと思います。
後半に続きます!